2026年5月16日に放送されたお笑い賞レース「THE SECOND~漫才トーナメント~2026」で、金属バットが準優勝を果たしました。
決勝ではトットに敗れたものの、準決勝で大会史上最高クラスとなる296点を叩き出し、会場を完全に支配。
SNSでも「優勝してほしかった」「泣きそうになった」といった声が相次ぎ、まさに“爪痕を残した準優勝”となりました。
これまで「ライブでは圧倒的人気だが、テレビでは見かけない」と言われてきた金属バット。
しかし今回のTHE SECONDで、“知る人ぞ知る存在”から“全国区で認められる実力派”へと一段階上がった印象です。
金属バットは大会でどれほど強かった?

今回の金属バットは、単なる勢いではなく“数字でも圧倒的”でした。
1回戦ではヤングを293-279で撃破。
さらに準決勝ではタモンズ相手に296-264という驚異的な点差を記録します。
特に話題になったのが、100人審査で「3点」を入れた観客が96人という点です。
金属バットは以前から「好みが分かれる」「クセが強い」と言われることも多かったコンビですが、実際には今回の大会でかなり幅広い層の笑いを取っていました。
準決勝では“祝日ネタ”で爆発的な笑いを起こし、会場の空気を一気に掌握。
一方で決勝では、“畜産ネタ”から突然なぞなぞへ飛躍する独特の展開を見せ、金属バットらしい世界観を押し出しました。
結果的には264点でトットに届きませんでしたが、「今大会で最も空気を支配したコンビ」と感じた視聴者も多かったようです。
金属バットはなぜここまで人気なのか

金属バット最大の特徴は、“見た目”と“漫才”のギャップです。
強面で危なそうな雰囲気がありながら、実際の漫才はかなり正統派のしゃべくり漫才。
会話のテンポ、間、ツッコミの精度など、基礎技術が非常に高いことで知られています。
ただし、普通のしゃべくりだけでは終わりません。
会話が進むにつれて少しずつ論理がズレ始め、観客が「なんか変だぞ…?」と思った瞬間に大きな笑いへ変わる。
その独特の“違和感の作り方”こそが、金属バットの最大の武器です。
派手なボケを連発するタイプではないため、テレビの短尺ネタだけでは伝わりにくい部分もあります。
しかしライブ会場では、その空気感がどんどん積み上がり、最終的に会場全体を飲み込む力を持っています。
今回のTHE SECONDは、まさにその“ライブの強さ”が全国放送で可視化された大会だったと言えるでしょう。
「売れない」と言われながら支持され続けた理由

金属バットは長年、「実力はあるのにテレビで売れない」と言われ続けてきました。
しかし実際には、“売れなかった”というより、“テレビ的な売れ方を選ばなかった”側面が強いと言われています。
本人たちもインタビューで、
* テレビ収録は拘束時間が長い
* 劇場のほうが性に合っている
* 自分たちはテレビ向きではない
* ネタをテレビで消費したくない
と率直に語っています。
つまり、テレビバラエティ中心の芸人像とは少し距離を置きながら、劇場・ラジオ・YouTubeなどで独自の人気を築いてきたコンビなのです。
特にファンからは、
「変に丸くならないでほしい」
「劇場でずっと尖っていてほしい」
という声も多く、“テレビ向きじゃないこと”自体がブランドになっていました。
その一方で、M-1では2018年から2022年まで5年連続準決勝進出。
THE SECONDでも2023年から4年連続ファイナル進出。
さらに2026年には上方漫才大賞奨励賞も受賞しており、業界内での評価はずっと高かったことがわかります。
SNSでも「優勝してほしかった」の声が続出
![金属バット [画像ギャラリー 17/22] - お笑いナタリー](https://batayan.jp/wp-content/uploads/2026/05/images-13.jpg)
放送中のSNSでは、
* 「金属バット優勝してほしい」
* 「泣きそう」
* 「ドキドキする」
* 「今日の金属バットやばい」
など、感情的な応援コメントが大量に投稿されました。
面白かったという感想だけでなく、“報われてほしい”という感情が非常に強かったのが印象的です。
さらに興味深かったのが、「優勝してほしいけど、優勝したら遠くに行きそう」というファン心理。
これは、長年ライブシーンで支持されてきた金属バットだからこそ生まれる独特の感覚でしょう。
準優勝という結果は悔しさも残ったはずですが、今回のTHE SECONDで“金属バットの面白さ”が全国レベルで共有された意味は非常に大きかったと言えます。
まとめ
金属バットのTHE SECOND準優勝は、単なる「惜しかった」で終わる結果ではありませんでした。
これまでライブやコアなお笑いファンの間で支持されてきた存在が、ついに全国放送で“実力込みで認められた”大会だったと言えるでしょう。
テレビに最適化されていない。
それでも漫才だけでここまで支持される。
その独特な立ち位置こそ、今の金属バット最大の魅力なのかもしれません。
そして今回の準優勝によって、“売れない実力派”ではなく、“売れ方が特殊な人気芸人”として、さらに存在感を強めることになりそうです。

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